アマゾンCEOがオススメ
何かの雑誌を見ていた時に、アマゾンのCEOがオススメする本というので、一体どんな本かとミーハーな気になって読んでみた。
ちなみにイギリス最高の文学賞ブッカー賞も受賞した作品ということで、「これ読んだことあるよ」と言えると、少し頭がいい人に思われます⁉
プロ職業人の心意気
この本の主人公、執事のスティーブンスは、まるで「プロフェッショナル仕事の流儀」にでてくるような意識の高いおじいさん。
品格ある執事の道を追求しつづけるその姿は、まるで求道者のよう。
でも、その語りが嫌味にならないのは、主人公スティーブンスが控え目な性格だから。
私自身も仕事に対して、品格を持つこととはどういうことか、教えてくれる。
年齢を重ねた人にオススメ
主人公の気持ちに納得できるというか、「そんなことあるよね」って共感できるのは、20代より、仕事や家庭の問題など抱えながら毎日これでいいのかなぁと迷いつつ生きている大人たち、ある程度経験を重ねた40代以上の人だと思う。
ラスト4ページに注目
イギリスの田園風景を舞台に、物語は淡々と進む。
アクションやミステリーとは無縁で、最初は退屈な本だと思うかも知れない。
でも我慢して主人公の語りに付き合って欲しい。
ラスト4ページを読んだとき、清涼感と共に優しい気持ちになれるはず。
今年のノーベル文学賞の大本命
同じ日本生まれの村上春樹が毎年、取る取ると言われていますが、私はむしろカズオ・イシグロのほうが、審査員の心に響くと勝手に思っている。
ズバリ予想しちゃっていいですか?
今年のノーベル文学賞はカズオ・イシグロが取りまぁ~す。
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