佐藤 初女(著)
最近、アラ100(100歳前後)の人たちが書く本が話題になっている。
この本もその一つ。
この方は1921年生まれなので、今年で94歳!
カトリック教徒で、青森県で「森のイスキア」という施設を開き、現在も活動されている。
(読んだ感想)
ざっくり言うと
「90歳を過ぎたおばあちゃんが自分の生き方、人生観を語った本」
です。
「森のイスキア」での、自分の食に関する活動や体験に基づいて書かれています。
おにぎりの握り方とか、普段意識することのない目線から語られていますが、
要は「当たり前のことを丁寧に、大切にやろう」ということだと思う。
その中で気になったのが、
「透明な心」の大切さについて書かれていたこと。
「ほんとうに欲もなく素直であるけれど、人に要求するタイプでもない。
まさに透明な人でした。
透明な人はあっさりしていて、くどくない人、何事にも執着しない人」
こんな人間になれたらいいなぁと思ってしまった。
でも残念ながら、どうしたら透明で凜と生きることができるか、について具体的な方法は書かれていない。
だからビジネス書、実用書を読むような感覚でいると、「なーんだこりゃ」と肩透かしを食らう。
あくまでも著者は、私は、こうして過ごしていたら、透明で凜とした生き方になった、と書いているだけ。
あまり僕には真似できない内容だったので、一回読んで終わり。
何か透明で生きる具体的な方法が書いてあると思っていたので、ガッカリだった。
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