読者日記 祝、映画化!「火星の人」


マット・デイモン主演で2016年に映画化される「火星の人」

その原作本を読んでみた。

ちなみに本作は「ハヤカワが選定する年間ベストSF作品賞」2014年度第1位に輝いた作品です。

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(あらすじ)
現役プログラマーでもある新人ウイアーのデビュー長篇で、「火星のロビンソン・クルーソー」
悪天候で有人火星探査のミッションを中断し、途中に事故にあったマーク。仲間とはぐれ、一人地表に取り残されてしまう。誰もが彼は死んだものと諦めるが、彼は持ち前の創意とユーモアで人類史上類を見ない逆境を生きのびようとする。
物語はマークの音声記録、地球上のスタッフ、マークを置いて出発せざるを得なかった宇宙船のクルーの三つの視点から語られる。
エンジニア/植物学者であるマークの、逆境にも絶望しない姿勢が何よりも印象的。
研究施設に酸素や水はあり当面の命の心配はないが、食料がない。
「ゼロカロリー」とも呼べる事態をどう乗り切るのか。
マークは手持ちの材料で可能な計画をすばやく計算。何日生きられるか、どれくらいカロリー が必要か、そのために必要なものがどれくらいあるか。
物理学が主だったこれまでの理系SFに生物学や化学という新領域を開拓している。必要に応じてマ ークは新しい単位まで作る。さらにマーク以外の視点を三人称で導入することで、物語はより立体的になりマークの最後のメッセージを際立たせる。
映画化も進行中だが、映画以前にぜひ読んでおきたい原作小説だ。

2015年版 SFが読みたい! より

(良かった点)
何と言っても主人公ワトニーの性格というかキャラクター。

絶望的状況にありながら、常にユーモアを忘れずポジティブで仲間の事を思いやるナイスな奴。

またワトニーの語り口が軽妙で、ワトニーのキャラと語り口、これだけでこの本を読んで良かったと思う。

あと翻訳が自然な日本語で読みやすい点もグッド!


(イマイチな点)
壊れた宇宙船や車を修理したりする場面がたくさんあります。

その描写シーンが懇切丁寧に書いてあるのですが…

でも実際に、宇宙船なんて見たことないから、いくら丁寧に書いてくれても、機械オンチの私にはサッパリ。

何度読んでも、その修理する場面が全く頭に浮かんでこず、残念。

多分映画で見たら、よく分かるんだろうね。

そういった意味では、映画化向きの小説と言える。

(総 評)
なんで映画化の主人公がマット・デイモンなんだ?

個人的には、ベン・スティラーや昔のマイケル・J・フォックスのようなコメディ役者のほうが、ワトニーのイメージに近いと思うぞ。

でも、さっき予告編を見たら、マット・デイモンが少しワトニーに見えてきたりして(^_^;)



で今回は映画化記念ということで、

☆☆☆☆星4つ



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